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Spellcasting

呪文発動のルール(2)

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賢者の助言

2022年11月21日

Jeremy Crawford、ゲームデザイン・設計者 - D&D TRPGスタジオ 2022

ダンジョンズ&ドラゴンズの世界は魔法に満ちており、多くのキャラクターやモンスターがその魔法を呪文という形で使っています。

以下の質問は『プレイヤーズ・ハンドブック』のルール、特に第9章と第10章を扱ったものです。読む際は『プレイヤーズ・ハンドブック』を参照することをおすすめします。

1)呪文はその物質要素となるものを消費しますか?

呪文は、その説明に書かれていない限り、その物質要素を消費することはありません。例えば、アイデンティファイの呪文に必要な真珠は消費されませんが、レイズ・デッドに必要なダイヤモンドは呪文を唱えるときに消費されます。

2)呪文の物質要素が消費される場合、消費される物質要素の代わりに呪文発動の焦点具を使用することは可能ですか?

いいえ。呪文の説明文にコストの記載がなく、かつ消費されない場合のみ、物質要素の代わりに呪文発動の焦点具を使用することができます。

3)呪文発動の焦点具を使用するために必要な相互作用の量はどれくらいですか?動作要素に含まれる必要がありますか?

呪文に物質要素がある場合、その呪文を唱えるときにその要素を処理する必要があります(『プレイヤーズ・ハンドブック』203ページ参照)。呪文発動の焦点具を物質要素として使用する場合も、同じルールが適用されます。

呪文に動作要素がある場合、動作要素を実行する手を物質要素の処理にも使うことができます。例えば、オーブを呪文発動の焦点具として使うウィザードは、片手にクォータースタッフ、もう片方の手にオーブを持ち、オーブを呪文の物質要素として使い、オーブの手で呪文の動作要素を行うことでライトニング・ボルトを唱えることができるのです。

別の例としては、聖職者の聖印は盾に描かれていいます。彼女は片手にメイス、もう片手に盾を持って近接戦闘をするのが好きです。彼女は聖印を呪文発動の焦点具として使うので、物質要素を持つクレリックの呪文を唱えるときは盾を手にしている必要があります。援助などの呪文が動作を含む場合、彼女はその要素を盾の手で行い、もう片方の手でメイスを持ち続けることができます。

同じクレリックがキュア・ウーンズを唱えた場合、彼女はメイスかシールドをしまう必要があります。その呪文は物質要素を持ちませんが、動作要素を持つからです。呪文のジェスチャーをするために、自由な手が必要になるのです。もし彼女が『戦場の術者』の特技を持っていれば、この制限をスルーすることができます。

4)呪文に集中している場合、その呪文のターゲットとの視線を維持する必要がありますか?

呪文の説明やゲーム上の特徴でそうなっていない限り、呪文に集中するために視界や射程内にいる必要はありません。

5)呪文を唱えた後、その呪文を解除することはできますか?

通常、(a)その呪文の説明に「できる」と書かれているか、(b)集中力が必要で、あなたがその集中を終了させると決めた場合はこの限りではありません。そうでない場合、呪文の魔力は周囲に解き放たれ、それを終わらせたい場合はディスペル・マジックをかける必要があります。

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